みなさんこんにちは。 福岡マンション売却ドットコムの木原です。

みなさん休日ははどのように過ごされますか。

休日の日にはよく、書店に出かけたりするのですが、前から気になっていた本があり

少し読んでみて、とても面白かったのでご紹介させていただきます。

皆さんはサイエンスや宇宙、人類の歴史等に興味ありますか?

私は結構この分野が好きなので書店で面白そうな本があるとつい手に取って立ち読みしてしまいます。

そして今回ご紹介するのはこの『サピエンス全史』です。

 

 

『サピエンス全史』は上下巻で構成されております。

著者はイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏です。

年明けNHKのクローズアップ現代でも紹介されておりましたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。

この本は、人類の中でも私たち、ホモ・サピエンスに焦点を当て、我々を歴史を語った本です。

学校で習う無味乾燥な時系列の出来事の羅列ではなく、我々、個々の立場から見た歴史です。

この本の凄いところは、単に歴史だけに限らず、生物学、人類学、宗教学を網羅的に学べる点です。

 

この本を読んだ感想をいきなり申し上げると『気づき』の点が多くあったということです。

誰しもが(少なくとも私は)以前から思っていたことを、

漠然としていて明確な疑問というわけでもなかったような、

いわゆる、この社会に関して「もやっと」した疑問点を著者は明確に論点として取り挙げており、

その答えも実に明瞭で説得力があります。

この世界のあたりまえ(もしくはそう思われている)のことを俯瞰して捉えれるような感覚が持てます。

なんかあやしい宗教本の宣伝みたいになってしまってますが・・・・、

総じてこの本で展開される我々の歴史の考察はとてもダイナミックでありエキサイティングでもあります。

そして、この著者の圧倒的な知識(その幅広い学識―生物学、人類学、経済学、宗教学)と

その知識から展開される論理に知的好奇心を刺激されずにはおられません。

 

以下、この本のご紹介を致しますので後ほど読んでみようという方はここからは読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「135億年前のビックバンに始まり、46億年前に地球が形作られ、38億年前に生物が誕生し、

250万年前に人類(現生人類とよく似た動物)誕生した。

そして7万年前に人類の中で我々ホモ・サピエンスが『認知革命』を起こしたことで唯一の人類となった」

と著者は語っております。

そして、この『認知革命』こそが(この本の中で一つのキーワードでもあるのですが)、

人類の中で我々ホモ(人類という意)・サピエンス(賢いという意)を唯一の人類にしたと論じております。

そしてこのいわゆる『認知革命』という「噂話(虚構)を信じる力」がより多くの人間の協力を得て

対抗勢力を駆逐する原動力になったと言われております。

重要な点は一度も会ったこともない人々が大きな集団の中で、

『噂話』・『虚構』を信じることで、一致団結することができ、

それによって個人では到底敵わなかった敵を討ち果たすことができたという点です。

認知革命以降、他の人類(ネアンデルタール人等)との衝突に打ち勝し、

ネアンデルタール人等はその歴史の表舞台から消え、われわれ『ホモ・サピエンス』が

唯一の人類になったと語っております。

そして、狩猟採集民として暮らしていた我々が約1万2000年前の『農業革命』によって

爆発的に人口が増加し、余剰生産物により、特権階級、特殊技能を持つ支配層が誕生、

結果、ある地理的条件の整った場所において文明が誕生し、

さらに地域間の交流や侵略によって、さらにより強力な文明へと発達していったと語っております。

上巻では、宗教、侵略による帝国の誕生、貨幣の話など全て興味深い話が展開されます。

そして注目に値するのが、個人のレベルでその『農業革命』が

結果として幸福に繋がったのかと考えた場合、

圧倒的多数の人々は狩猟採集時代より不幸になったと結論づけております。

確かにこの『農業革命』によって人口は爆発し、食料の余剰生産物によって、

肉体労働から解放された支配層や知識層(神官など)が出現し、

特殊技能を持つ知識層により、文明が発展しましたが、

労働時間が増え、単純な栄養素の炭水化物を中心とした食料より栄養が偏り、

農作業により腰痛などの関節症を患うに至ったとしています。平均寿命も短かったようです。

一方狩猟採集民の方が個人個人では労働時間は短く、

多種多様な食物を摂取することで栄養がいきわたっており、

寿命も長かったと語っております。

常に歴史の進展(グローバル化)とは裏腹に個人レベルで幸不幸を考えた場合、

その恩恵の、まさにその実はとても不幸なものであると結論せざるを得ないと・・・。

 

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ところで、携帯が流行りだした頃のことを覚えていますでしょうか。

ざっくりいうとバブルがはじけて2,3年後の頃と記憶していますが、

その当時と今を比較して、果して現在、その比較的短い20年足らずの期間でさえ、

個人レベルでは不幸になったのではないかとふと思ったりもします。

今では、携帯はあたりまえに所有されているモノですが、

それを仕事のツールとして今ではなくてはならないものになっています。

そのツールを社会全体が所有することが常識と捉えてしまうようになると(もうなっていますが・・)

終業後でも、休暇中でも常に仕事から切り離されない環境になることを意味します。

便利であるはずのツールが個人を不幸にしてしまうツールとなってしまっています。

また、近年インターネットの普及に伴い

SNSで世界中の誰とでも簡単に迅速に交流することができる環境になりましたが、

かえってそのシステムに拘束されている方たち(そのこと自体を自覚されていない方も含めて)

も多いように見受けられます。

(スタバでマックするおしゃれな方々や自転車に乗りながら携帯をいじっている器用な方々など

を見るとツールを使いこなしているのか、ツールに拘束されているのか、実に見分けが難しい)

歴史は戻せませんし、このグローバル化の進展も決して元に戻せないのでしょうが、

多少辟易するときもあります。

テクノロジーの進展にともない便利なツールはたくさん世に出てきますが、

その分、余計な仕事(日常の家事労働も含め)が増えることにもなります。

個人レベルで幸福を考えた場合に便利なツールは幸福になっているのかは甚だ疑問です。

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話は飛びましたが、以上のようなことを、この本は、考えさせられるキッカケを与えてくれます。

 

話を戻します。

『サピエンス全史の』の下巻の最終章では、これから人類が向かう先まで考察しております。

なかなかスリリングな内容ですのでご興味のある方はぜひ読まれてみてはいかがでしょうか。

 

余談ですが、この本と併せてお勧めする歴史の本はやはり、ウィリアム・H・マクニールの『世界史』です。

こちらも有名な本ですので歴史好きの方はご存知の方も多いのではないかと思います。

 

【中公文庫】上下巻

こちらの本も個々の歴史の出来事に焦点をあわせているのではなく、

人類の歴史の大きな胎動を語っている点でとれもスリリングでエキサイティングです。

ご関心のある方はぜひ読まれてみてはいかがでしょうか?

 

 

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