こんにちは。福岡マンション売却ドットコムの岩永です。

先日、ご入居を控えられたお客様の内装変更工事の打合せに立ち会いました。

普段、「北欧テイストが好き」や「カフェのような」とか、「アンティークが似合う家を」などそういったご希望ならば私もピンとくるのですが、今回はいわゆる『茶室』。不勉強で十分な知識がない分野でした。茶道

今回のお客様は、奥様が『茶道』を生き甲斐としておられ、売買の商談時に『和室を思いっきり変更したい』とご相談を承っていて、内容が深く専門的だったため提携の建築士にバトンを渡していたのです。

さて、新居がどうなる事かと心配なお客様、と私。いざ打合せが始まると専門用語が飛び交い、無知な私はすぐにその場に置き去りに。

耳を立てていると、話にあまりに情緒や風情があり、まるで安土桃山時代にいるのかと錯覚しそうでした。

茶室

さすが専門家。マンション和室にを炉壇を設えるために小上がりにして高さを確保し、流派に沿いつつ床の間の床柱、床板、床框、間柱、塗り壁、床の間に打つ釘の種類、場所などを決め、そして書院造の真壁風にするために付け柱を施し、畳の敷き方、ヘリの紋様、丸目の数と方向など、とにかく細かい。しかも、その細かさのすべてに意味があり、無駄は一切ないのです。

和室決め事

挙げるとキリないのですが、茶室の奥ゆかしさに惹き込まれ、上座や下座とはよくいうけど、畳一枚一枚にもキチンと役割と呼び名がある。茶会によって掛軸も変える(気を使う)のよ。などとも、奥様に教わりました。つまり『おもてなし』の精神だとも。

実に日本の文化は繊細ですね。故に、日本人のDNAには元来から繊細さや緻密さが刷り込まれているんじゃないかとすら思います。リオ五輪のリレー銀メダルも、正に『繊細と緻密の力』だと思いませんでしたか?世界を驚かせてくれました。2020年の東京五輪もきっと世界に大きなインパクトを与えるでしょう。

話が飛躍してしまいましたが、

ここで今日のタイトルの答えは、「かまひるくぎ」です。

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今回の打合せでナゼだか一番印象に残った釜蛭釘。もし立ち会っていなければ一生接点が無かっただろうと思います。いったい何かというと、茶を立てる際に湯を沸かす釜を天井から吊り下げるために、炉の真上に設ける釘のこと。確かに形があの「ヒル」に似ています。他にも床の間に柳釘、軸釘、中釘、釣花蛭釘など無数の釘や金物があります。

他の釘

お客様、まだ打合せが終わっただけなのに、「ピンと来た!必ずいい家が出来るって確信した!!」

建築士と私「いやまだ施工はこれからですから」と制しても「いやもう判るの!ゼッタイ素敵になる!!」と。

尚早なお言葉に驚きつつも、大変嬉しいお言葉でした。あとは施工側に頑張ってもらわないと。

因みにマンションでは消防法や規約により、実際に炉に火を入れるのはNG。当然その辺も押さえています。

それにしても身近と思っていた和室にも、知らない事の多いこと。大変貴重な機会でした。

 

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ここから余談です。先月、宮崎~鹿児島へ出かけ、霧島周辺をドライブしました。パワースポットとしても有名な『霧島神宮』に参拝、『森の学校』とも呼ばれる御池小学校がとても素敵な雰囲気で印象的でした。
御池小学校

最後になって、前々回の木原ブログと「お茶」の話題でニアミス!?という不覚に気付き、あしからず。

今日は茶室に触れましたが、あの日本庭園で有名な『足立美術館』にも茶室があるのだとか。この秋、まだ早いですが紅葉の時期に行ってみたく、日帰りドライブが出来ないものかと模索中です。どなたかご存知の方、お教えください。

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